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​◉金継ぎについて

壊れてしまった器を修復するだけではなく、破損によって生じたヒビや欠けを、唯一無二の景色と捉え、さらに価値あるモノとして蘇らせる金継ぎ。この技術を産んだ先人達の美意識の高さに誇らしさを感じます。
昔から日本人の身近に存在した漆は、時が経てば経つほどに堅牢度を増していきます。
この先何十年も大切に側に置いていただけるように、そんな思いをこめて、大切な器により高度なお直しを提供できるようこれからも日々精進を重ねていければと思っています。
一つ一つの欠片を拾ってつなぎ合わせていく作業は、同時に自らの心の内をも見直すきっかけとなる気がしています。

継師 / 桐原かほり  Kirihara Kahori 

長野県出身、東京都在住。
武蔵野美術大学にてグラフィックデザインを専攻。フォトグラファーとして活動後、​大学時代の恩師の影響から古いものを再構築して残していくことに深く興味を持ち続けて金継ぎと出会う。
2014年より漆の勉強を始め、器の修理を請け負うようになり、金継ぎ撫日子を立ち上げる。

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